ザギヴ エンディング
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20.私の騎士様

 …ふぅ。少し疲れたわね。この辺りで、休憩ね。

 あれから、もう一年がたつのね。あっという間だったわ。
 そう感じるのは仕事仕事の連続だったからかしらね。
 でも、荒れ果てた帝都も、ようやく昔の姿を取り戻しつつある。
 あと、もう一息よね。

 失礼します、陛下。

 お入りなさい。

 陛下、近衛将軍が面会を求めておられます。
 お通ししてよろしいですか?

 私が呼んだのです。すぐにお通ししなさい。

 かしこまりました。

 陛下、差し出がましいようですが、
 最近はお休みになっておられないご様子。
 どうか、ご自愛くださいますよう。
 陛下がお倒れにでもなられては、今の帝國は立ち行きませぬ。

 心得ています。
 今日は早めに切り上げようと思っていますから。
 あなたにも、心配かけますね。

 もったいないお言葉。
 それでは、近衛将軍をお呼びして参ります。

 お願いします。

 
 …ザギヴがディンガルを統治する。
 ゾフォルの予言通りになった。
 私にとっては、呪われた予言…。
 でも、今は違う。大勢の人が、私を応援してくれる。
 皇帝となった私を受け入れてくれる。
 そして、あの人が…私を闇から救ってくれた
 あの人が、私を支えていてくれる…。
 眠りにつこうとするとき、今でも、ときどき恐くなる。
 朝、目を覚ましたとき、また、
 あの闇が私を覆ってしまうのではないか、って。
 でも、もう大丈夫よね。
 たとえ、闇にとらわれたとしても
 私の騎士が救い出してくれるから。
 私を絶望から救ってくれたカーンが、
 いつもそばにいてくれるのだから。


 開いているわ。入って。

 ふふふ。カーンったら。
 私の部屋で、そんなことはしなくていいって、
 言わなかったかしら?

 さぁ、それでは、近衛将軍閣下。
 私はこれから、帝都の巡察に出かけます。
 あなたには道中の護衛を命じます。よろしいかしら?
 
 うふふ。では、行きましょう。私のナイトさん。

 (カーン。あなたがいてくれれば、私、大丈夫よね…。)
 
 ふふ。なんでもないわ。…ありがとう。

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